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「だめだよ、カタカナくらいはちゃんと書けるようにならないと」

「あと、九九ね、それおぼえないとたいへんだよ」



こうすけは練習ドリルを買ってくるといっている。

一緒にお店をやるにあたって、九九とカタカナぐらいはできないとやっぱり大変だ。



「ソとンのちがいがわからないんだよね」

「だっていっしょじゃん」

〆鯖で白飯を食べながら視線をあわせないようにブツブツと返事をする。

漫画を読みながら。ビールを飲みながら。

「むかしはおこられたけど、いまわぜんぜん」

行儀の悪さも何処吹く風だ。

「けっこんもこどももおでにはむりだからさ」



彼のからだが欲しがるものに対して

僕らはいつもなるべく寛容にたしなめつつも渡してきた。

彼のこころが欲しがるものには、目を伏せながら。



なんともいえない気持ちになる。

でもその感情を名づける気にはなれない。

その感情すらみえないだいぶ先の方で、

彼のことを愛おしいとおもうぼんやりとした気持ちを自分のなかに探す。



たぶんそれは僕の確認作業なのかもしれない。

彼を愛おしく感じるときは

自分が自分だけに占領されていないときだから。



【E崎について】






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